最初の躓きと変身
新理論はM1、M2の水準を決めれば長期的には金利も追随するというものです。
しかも、金融商品の多様化がM1幅の概念を混乱させるなどの問題点が生じたほか、マネタリストの主張自体に疑問をもたれるような推移となりました。
最初の蹟きと変身「経済再生計画」は明るい薔薇色の展望を米国民に示しました。
80年代後半には実質成長率4・5%前後、失業率5%台、インフレ率は4%台、財政収支は84年度に均衡を回復といった調子でした。
・・・実際、物価安定に関する限り急速な効果がみられ、減税もレーガン人気を煽りました。
しかし、早くも81年末にはレーガノミックスの幾つかの効能書きに首をかしげさせる状況が出てきました。
一つには高金利の是正が一定以上進まなくなってしまったのです。